学童保育の歴史と未来を守る春日部市民の会

　私たちは、春日部市の学童保育（放課後児童クラブ）の充実を求め、学童保育に子どもを預けている父母やその協力者を中心に結成された運動体です。

＜私たちの主張＞　
春日部市の学童保育（放課後児童クラブ）は１９９８年に公設化され、各小学校敷地内（一部隣接地）に設置された保育施設において２０年にわたり社会福祉協議会（前身は福祉公社）が運営を担ってきました。ところが、２０１８年に行われた指定管理者公募において、市は(株)トライグループ（以下、トライ）を指定し、非営利団体による運営が終息を迎えました。
　民間企業への指定に際し、春日部市は「保育サービスの向上を目指す」とし、複数年にわたり続いていた常勤支援員の欠員状態を「解消する」と保護者に約束しました。しかし・・・
　トライによる運営がスタートした２０１９年４月以降、常勤支援員の欠員状態は悪化し、社協時代よりも更に常勤が少ない状態での運営が継続しています。人手が足りない中で、常勤支援員は今も必死に勤務を担っており、個々の支援員の負担が大幅に増加しています。にも関わらず、市は欠員を認めず、「常勤支援員は充足している」として、トライに対して改善要請を行っていません。
　私たちは、このような市とトライの対応に抗議し、学童保育における子どもたちの生活環境を改善し、支援員が誇りを持って長く働く事の出来る現場を構築する事を目指し、活動しています。

　これまで私たちは、事態の改善を求めて要望書の提出や抗議文の作成、署名の提出などを行って市に訴えてきました。しかし春日部市は、「欠員は生じていない」と開き直り、更には１日６時間１５分勤務を行っていたそれまでの常勤支援員の定義を変更し、「１日３時間３０分勤務すれば常勤」という非常識な定義を無理やり策定し、欠員状態であることをもみ消そうとしています。
　このため私たちは、２０２１年３月１８日に住民監査請求を提出し、監査委員会に対し市への勧告を行うよう、申請を行いました。
その結果、５月１２日に監査結果が提示され、請求は棄却されました。

　私たちはこれを不服とし、２０２１年６月１１日にさいたま地裁に提訴しました。

監査請求並びに提訴以降の経過については、右に順次アップロードしていきます。


お問合せ：学童保育の歴史と未来を守る春日部市民の会　
　　　　　　　事務局 土井　e-mail　090-3312-5682

＜春日部学童保育訴訟＞
動画投稿（Youtube）
私たちの主張を動画にまとめましたのでぜひご覧ください。→動画はこちら
支援金のお願い
訴訟費用へのご支援（カンパ）をお願いします。
　→詳細はこちら

＜第１４回公判のお知らせ＞
２０２４年２月２８日（水）１０：３０〜
さいたま地方裁判所　１０５号法廷
傍聴ご希望の方は、１０：１０にさいたま地裁B棟ロビーまでお越しください。

春日部市の放課後児童クラブ
関連資料

監査請求、訴訟の経過報告↓
※準備書面については、第23号と第24号の内容の多くが重複するため、ここでは第23号のみを掲載